こんにちは。竹内です。
度々触れているテーマではありますが、オーロラ花珠製品の価格が高騰したことで購入に慎重になる人も増えていることと思いますので、あらためて取り上げたいと思います。
結論から申し上げます。
答:日本国内においては偽物の鑑定書が出回る可能性は極めて低いです。屋号をあげている事業者から購入する限り、心配には及びません。
ただし!
品物(真珠製品)と鑑定書が一致していない商品が流通していることは知っておくべきだと思います。消費者にとっては気のつけようがない問題ですので、まずは「鑑定書にはそういう問題がある」ということを知っていただいて、そのうえで皆様それぞれに「鑑定書つきを選ぶか、鑑定書なしを選ぶか」をご判断いただければと思います。
ところで、皆様の勤務先ではきちっと管理しているはずなのに「え?なんでこれがここにあるの?」「あれ?これテレコになってるんじゃね?」といった、「そんなつもりじゃないのに、なぜかそうなっていること」ってありませんか?
真珠屋の業務の中には、意図せず実物と鑑定書が入れ違ってしまう可能性がある場面が多々あります。可能性が高い事業者ではより多く起こることであり、可能性の低い事業者もあると言えます。
可能性が高い事業者とは、取り扱い商品数が多い、複数の人が商品の出し入れをする、来客数が多いなど、単純に機会が多い事業者をさします。取扱量、取引先数、従業員数が多い事業者は?と想像していただき、その真逆にある事業者は間違える機会が少ないと思っていただければよいでしょう。
それでは、入れ違いの可能性を確認するための、誰にでもできる方法をひとつお伝えします。
とても単純ですが、鑑定書の写真と実物の真珠の粒数を数えます。数が違っていたらほぼアウトですが、例えば8.0mm-8.5mmのネックレスのほとんどは50粒ですから、実物が50粒、鑑定書が50粒であれば大丈夫という意味で使う方法ではありません。あくまでも違っていたらほぼアウトという確認方法になります。
「鑑定書を信用して買う」とおっしゃるお客様は多くいらっしゃって、我々業者はこういったお客様の期待に応えなければならないと当然思っているわけですが、意図しない入れ違いは世の中にいくらでもあるように、真珠の鑑定書にもあるということを知ってください。
そのうえで、「鑑定書に多額の付加価値料を払うのはやめる」「入れ違いが起こる機会が少なそうな店舗を選ぶ」など、消費者にできる対応を考えてみてはいかがでしょうか。
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