真珠表面の荒れとは?

ここで説明していること

・当店の商品説明で必ず出てくる「表面の荒れ」について説明します。
・表面の荒れには共通の定義がありません。店によって違います。

ご興味をお持ちいただけましたら、以下へ読み進めてください。




当店では、真珠表面の様子を説明をする際に「スムース」「面の荒れ」といった表現を用いていますが、これらはどういったことなのか、説明させていただきたいと思います。

まずは、こちらの画像からご覧ください。

向かって左の2粒が「表面が荒れた」状態、右の2粒が「スムース」な状態です。右の2粒がつるつるしているのに対して、左の2粒が多少でこぼこした感じにご覧いただけますでしょうか。つるつるした感じについては皆さまご想像いただけると思いますので、ここではでこぼこした感じについて説明させていただきます。

宇宙から見た地球の写真は、綺麗な丸い形をしていますが、実際に地面に降り立つと山の起伏があったりして平坦ではありませんね。当店が「表面の荒れ」と表現するのはこれと似た状態で、真珠の形に影響を与えるような隆起ではないものの、至近距離だとでこぼこしているように見えるものを指します。上の画像で真珠の粒の8時あたりの位置に白い楕円が写っていますが、これは撮影した部屋の縦長の窓が写りこんだものです。この形に着目していただくと、表面が荒れている方のものは歪んで見えますね。写真から表面の状態を推測していただくには、光源の写り方に着目していただくと良いでしょう。

では、実際にでこぼこしているのか?と触れてみても、よっぽど指先が繊細な人でないと感じとることはできないのではないかと思えるくらい、普通の触り心地のものがほとんどです。バロックシェイプの珠の表面に見られるでこぼことは次元が違うものです。また、掲載した画像が暗い仕上がりなのは、電気を消した室内で撮影したためですが、これより明るくすると表面の光の反射も比例して強くなり、表面の状態が写真に写りにくくなるのです。

表面の荒れとは、そういった大変微細なものを指し、ネッックレスの数十粒の中の数粒で見られるのは「普通のこと」とお考えいただくことをオススメいたします。花珠鑑定書つきの製品であっても、ほとんどの粒が面荒れしたネックレスも流通している関係で、当店ではその程度を説明するようにしています。

最後に付け加えさせていただきますと、面の荒れは真珠層が形成されていく過程で、微小なズレが生じて発生したりするものですから、薄まきの珠にはなかなか見られません。つるっとした薄まき珠よりよっぽど活力があって、健康的な輝きが感じられますから、真珠の有機的な美しさに魅力を感じられる方にとっては、さほど気になるようなものではないかもしれません。


ご参考までに
過加工による薬品荒れのことを「表面の荒れ」とする業者さんもいらっしゃいまして、当店の評価とは異なります。