こんにちは。竹内です。
花珠真珠キャンペーンがまだ盛り上がっていなかった頃、真珠屋さんたちはある程度高額なネックレスにはゴールド製のクラスプをつけるべきだと考える人が多かったです。
「クラスプにもコストをかけるだけの価値がある真珠ですよ」という主張でした。
そういう考えが一般的だった時代の末期にバズったクラスプがこれです。
もしかしたら、「私のクラスプだ!」とびっくりされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
K14ホワイトゴールドで比較的ボリュームがあって、持ちやすく、扱いやすいデザインが高評価だったのですが、それ以上にバズった理由がありました。立体的でボリューミーな見た目に反して、軽く作られていて、安価だったのです。当時の金の価格は2,500円/gくらいだったように記憶していますが、K14だったこともあり、今では夢のような価格なのは当然として、当時でも「これはいい!」と皆に好まれました。
きちんとストッパーも付いていました。
ボリューミーなのに7-7.5mmあたりのネックレスにつけても収まりが良かったです。かっこいいか、素敵かは別として、汎用性の高いよくできたデザインだったと思います。
花珠真珠キャンペーンが盛り上がるにつれて、パールネックレスそのものの価値よりも花珠鑑定書付きであることが求められるようになり、クラスプの材質を気にする人は少数派となり、いつしかプッシュ式シルバークラスプの独壇場となっていきました。
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