こんにちは。竹内です。

いきなりですが、私の私物のピンブローチをご紹介させてください。

葉っぱの緑部分が透けるところが気に入ってます。セクシーでしょ（笑）

角度を変えて光が通る様子を見やすいように…

こんな感じです。

先日のベビーパールと同じく、このブローチも活躍の場が奪われてずっと休んでいます。

さて、このブローチの真珠のサイズは約7.8mmなのですが、弊店がこのサイズのジュエリー用パールを使用するのはフォーマルセット用のイヤリング、ピアスくらいで、単品ジュエリーに使用することはほぼありません。

一般的に我々業者が金具を仕入れる際に考えるのは、この枠には何ミリをのせるか？、適当な真珠の在庫があるか？です。何でも来いといえるだけ在庫を持つのはなかなか大変なことで、消費者目線では「いやいや、お店なんだからやれよ」というご意見も当然あると思うのですが、それが難しいのが現実です。

で、ここからタイトルのミキモトさんすごいについて書いていきます。

お気づきの方には同意いただけると思いますが、お気づきでなければ次回お出かけの際に覗いてみてはいかがでしょうか。他の真珠屋さんと比べて圧倒的に違うのは真珠サイズのバリエーションの多さです。

例えば、ひとつの製品に複数個の真珠が使われている場合、よく見てみるとサイズ混合でセットされていたりして、サイズをまたいで色てり合わすのってたいへんなのですが、それをしれっとこなしておられる。また、7mm以下のペンダントトップも販売しておられますが、他店さんでは「小粒だという理由で買っていただけないのではないか？」と考えたりするのでなかなか見られないです。

店頭に並ぶ珠サイズが豊富だということは、調達部門の方や、製造部門の方の負担も大きくなり、今のように真珠の生産量が激減すると大きなストレスを抱えておられることだろうなと察します。大リスペクトです。

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