こんにちは。竹内です。

今回は、テレビショッピングとネット通販の違いについてシェアしたいと思います。

１．ターゲットとしている客層が違う

テレビショッピングは、自分で調べたり探したりするのが面倒くさいと感じる人々をターゲットにしています。情報に対して常に受け身姿勢の人が一定数いらっしゃるため、そういった方々に向けた販売戦略が展開されています。放送を見ながら懐疑的な目で見る人たちは顧客にはなりにくく（＝購入しない）、そのような人たちの意見についてはあまり気にしていないと思われます。「むちゃくちゃ安いです」「最高です」とぶち上げ、素直に受け入れてくれる人たちに訴求することを目的に、根拠のあいまいな言い切り型セールストークが多用されていると、私は理解しています。

２．販売できる商品のタイプや幅が違う

先述の通り、テレビショッピングは特定のターゲット層を対象にしているので、その方々に刺さる商品を販売する必要があり、その方々にちょうど良い品質や性能、価格の商品を紹介します。そして、テレビショッピングは高額なコストがかかる販売方法であり、限られた時間内に確実に商品を販売しなければならないため、マニアックな商品や希少な商品、尖った商品よりも、より大衆的な商品が求められます。
ネット通販の場合はロングテールといわれる戦略があり、あえて競争が少ないマニアックな商品で勝負する店舗もあります。

３．電話一本ですべてが完了する利便性は◎

テレビショッピングでエアコンを買う場合、電話一本で配達、設置、古いエアコンの引き取りと処分、新しく購入したエアコンのダンボール等の引き取りと処分までやってもらえるので、一連のサービスをまるっと自宅にいながら購入できるのは個人的にすごいと思っています。自分で調べて自分で手配できる人でも、はじめてのことだと見落とすことがたくさんあるし、取付できない品を買ってしまうことさえあります。テレビショッピングは注文した商品が配達されてから取付できないと発覚してもキャンセルができ、消費者側の負担がゼロということもめずらしくないそうで、至れり尽くせり、丸投げ感覚です。よって、私はテレビショッピングのすべてを否定する気は全くありません。

４．では真珠はどうか？

テレビショッピングで販売される花珠真珠の多くは、信頼性の低い鑑定書を添付しています。信頼性の低い鑑定書はたいてい安く、早く、確実に発行されるので重宝されています。そして、信頼性が低くても鑑定書に花珠真珠だと明記されていれば花珠真珠を名乗ることに法的な問題はありません。また、先に書きましたようにテレビショッピング利用者はその鑑定書について調べることはないという前提で商品化されていますので、そもそも販売する側に高品質な良品を売る気はありません。安く簡単に花珠真珠と明記してくれる鑑定書を採用し、それっぽく褒めちぎります。

以前の投稿でも書きましたが、弊店ではテレビショッピングで希少・高品質の製品を安く販売するのは無理です。そして、今のような品不足になりますと、最大公約数的商品であってもテレビショッピングのコストをペイできる量を用意することが難しいので、今春以降テレビショッピングで安価な花珠真珠が出てきたらよっぽどの理由があると思ってください。

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