こんにちは。竹内です。
池蝶真珠はなぜ安いのか?というお問い合わせをいただきました。他にも同じ疑問をお持ちの方がいらっしゃると思いますので、こちらで回答させていただきます。
池蝶真珠とは、いわゆる淡水真珠です。
アコヤガイからとれる真珠をアコヤ真珠、シロチョウガイ→白蝶真珠、クロチョウガイ→黒蝶真珠、イケチョウガイ→池蝶真珠と言います。ですが、世間に馴染んだ呼び方もありまして、白蝶真珠・黒蝶真珠を南洋真珠、池蝶真珠を淡水真珠と呼ばれることが多いです。
もし、ご質問をいただいた方が「淡水真珠が安いことは知っている、でもこの池蝶真珠というものも安いが、これは一体なんなんだ?」と疑問に思われていらっしゃるなら、答えは「淡水真珠だから」ですね。
そうではなくて、「淡水真珠はなぜ安い?」という疑問でしたら、「養殖場の場所を選ばず、母貝一個から大量の真珠がとれるから」が答えです。
養殖場の場所を選ばずとは言い過ぎかもしれませんが、日本でも山間部でキャビアの養殖をしていたりしますよね。そういう感じで、なにしろ淡水で良いので、理屈上はプールだって養殖できるわけです。漁業権も関係ありません。
淡水真珠はもともと日本人が琵琶湖、霞ケ浦で養殖していましたが、生産拠点を中国に移した結果、中国産の真珠として流通するようになりました。
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