こんにちは。竹内です。
この一週間、電話で話したお客様お二人からこの件を話題にしていただきました。「安くなるのか?」と訊かれたわけではありません。あくまでも「影響しないといいですね」というお気遣いをいただいたものです。
「安くなるのか?」を気にしているのは私たち業者です。
相手の動き次第でこちらが揺さぶられる話なので、誰にも答えはわからないと思います。個人的には「真珠の輸出に関しては」見守るだけ、先を想定して動いたりはしないという考えです。
不買運動は広がらないほうがいいですし、海産物の件も一日も早く解かれる方がいいと思います。
でも、真珠にまで広がった場合、すぐに真珠の価格が下がることは考えにくいです。年単位でじわじわ下がるイメージは持てますが、不買運動が年単位で続くイメージがわかないので、やはり下がるとは考えていません。
真珠の価格を下げるのは持続的な生産量拡大しかないと思います。流通が飽和状態にもかかわらず毎年ジャンジャン新珠があがってくる状況で、加工会社さんの在庫も飽和状態になってから、ようやくかつてのような価格競争が起こるのだと思います。多少生産量が増えたところで、需給バランスの偏りが多少ましになるだけなので、価格が下がるほどのことにはならないと思っています。
弊店では現在サロン型といいましょうか、ご相談いただいたお客様のご希望に沿った品を手配し、お届けしております。実物商談も積極的に受けております。短期間に暴騰してしまった真珠製品の相場が、日本の消費者の皆様に浸透してきたなと感じられるときまで、極力在庫は持たず、今のスタイルを継続していく考えです。高額な在庫を持って長期滞留になるなら、店舗の利益率を上げていくしかなくなり、それって誰の得にもならないので、今のスタイルで営業しております。
お客様にはご面倒、ご不便をお掛けしていると思いますが、コスパの高い商品をお届けして、その商品に関わった全員がハッピーになるためには、今はこのやり方が一番だと思っております。経費をかけることでお客様の利便性をあげることはできると思いますが、経費をかけるということは必ずそれに見合う利益が伴うので、弊店の理念に合いません。
真珠製品をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
よろしくお願いいたします。
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