こんにちは。竹内です。
真珠科学研究所さんが開発した真珠専用ケース「パールキーパー」について、シェアします。パールキーパー以外のケースでパールキーパーに近しい保管環境を得るためのアイデアについても触れていますので、ぜひ最後までおつきあいください。
1.パールキーパーの基本情報
まず、パールキーパーにはどういった特徴があるのか、私から説明するよりも真珠科学研究所さんの説明をご参照いただければと思います。
こちらから真珠科学研究所さんのサイトへご移動のうえ、ご確認ください。
画面一番上でパールキーパーが紹介されていますが、もう一つご確認いただきたいアイテムがあります。同画面「機能クロス」欄の一番下に掲載されている「パールソーブ スティックタイプ」です。
それでは、基本情報を押さえていただいたと思いますので、解説をはじめさせていただきたいと思います。
2.パールキーパーいちばんの特長とは?
パールキーパーがそれ以外のケースと比べて最も違うところは、「ケース内の湿度調整機能」があることだと私は思います。そして、その湿度調整の役割を担っているのが、先にご確認いただきたいアイテムとして紹介した「パールソーブ スティックタイプ」です。パールキーパーの内部にセットされていて、簡単に交換できるデザインになっています。サイト上では触れられていませんが、交換は5年ごとに行うことが推奨されています。
3.パールソーブの有効期限が切れたあとのパールキーパーは?
普通のケースのになるだけで、そのまま使えます。湿度調整機能を失うだけで、ケースとしての役割を失うわけではありません。ただし、パールキーパーのパールソーブが交換式になったのは途中からで、それ以前に販売されていた旧タイプのパールキーパーでは埋込式になっていたため交換しながら維持していくことができません。現行型のパールキーパーに買い替えていただくか、次の章で紹介する方法をご参考になさってください。
4.パールキーパー以外でケース内の湿度調整をする方法
最も手軽にできるのはコットンパフを数枚ケース内に収めていただくことです。ケースを開けるたびに交換していただくと安心です。たいていのお宅に常備されていると思いますので、手間の面でも、コスト面でも管理しやすいと思います。この方法はパールソーブの期限が切れたパールキーパーでも有効です。
5.弊店でのパールキーパーの管理について
パールキーパーの湿度調整機能に有効期限があることは、当初から周知されていたわけではなく、私もある日突然に知らされました。それ以前はなるべく大量に仕入れて1個当たりの原価を下げることを意識していましたが、有効期限があることを知ってからは在庫方針を変更し、常時赤2個、紺2個としています。実際コロナ前に大量に仕入れていたなら、コロナ禍での真珠製品の需要減と、品不足による取扱量低下によって、弊店がパールソーブの交換をしなければならない事態になり得ました。ですが、すべての店舗がそういった責任ある対応ができるかというと、わかりませんので、気になる方はご購入前に質問してみると良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
パールキーパーに関するご質問は常時受け付けておりますので、ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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