こんにちは。竹内です。
昨日、アウトレットの一粒パールネックレスが再入荷しました。今回は無調色になりますので、「無調色ってなんなの?」についておさらいをしていきたいと思います。
よろしければコンテンツ「真珠の調色、無調色とは?」もご参照ください。
アコヤ真珠の加工における標準仕様は「調色あり」です。よく勘違いされてしまうのですが、調色と染色は別ものです。「どちらも色をつけるんでしょ!?」と言われればその通りなのですが、でも、調色と染色の間には線を一本引いてください。
無調色 | 調色 | 染色
こんな感じで区分線を引いてもらって、アコヤ真珠の標準仕様は真中の調色だと覚えてください。
調色加工は真珠に微量の紅をさして表情を整えるもの、染色は金や黒などはっきりと色をつけてもともとの姿がわからなくなるほど変化させるものです。
よって、無調色は「紅をさして表情を整える工程」を省いたものになります。整えられていないので一粒一粒が自由で個性的です。
無調色に対してよりオーガニックな真珠というイメージをお持ちの方が多いと思います。そう思っていただいても良いと思いますが、それ自体が真珠の良し悪しを示すものではなく、味付けの違いだとご理解いただくのが良いと思います。
私が無調色を選ぶときに気をつけているのは、干渉色がしっかり現れて、表情豊かなことです。お客様のご要望で白さ際立つグリーン系を手配することも多いのですが、在庫品についてはピンクやグリーンがちゃんと見られるものを選んでいます。どうしても街の宝飾店に並ぶ無調色製品は真白で無表情なものが多く、「紅をささないから白だよね」と白さを売りにしたい気持ちはよくわかりますが、グリーンもピンクも現れないただ白い真珠には壁を感じるというか、お互い別の道を行きましょうって感じです。
もし、無調色パールにご興味をお持ちいただけましたら、昨日再入荷した一粒パールネックレスは入門用としてちょうどいいと思いますので、ぜひ一つお迎えください。
よろしくお願いいたします。
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