こんにちは。竹内です。
商いをしていて思うことがあります。「なぜ世の中こんなに手数料がはびこっているのだろう?」です。
お客様が弊店の商品を購入してくださる。たったこれだけのシンプルな構図のはずが、なぜか間に入ってくる業者がたくさんいて、いくつもの手数料が発生しています。
80年代、お店でクレジットカードを使うのはたいへんでした。「カードでもいいですか?」と恐縮しながら店員さんに伺いを立て、「5%高くなるけどいいですか?」とイヤそうな顔で言われていました。アメリカでは20ドル以上じゃないとカード使えませんとレジに手書きのポップを貼り付けている光景をよく見ました。
それがいつしか100円ですら現金を使わない世の中になりましたね。
従来存在しなかった手数料が当たり前になって、販売価格に手数料がコストとしておりこまれ、完全に手数料ビジネスの事業者たちにしてやられた気分です。
さて、弊社の真珠製品販売事業については、ざっくり言ってカード会社の手数料と、楽天市場、Yahoo!ショッピング、メルカリshopsの販売手数料が抜かれているわけですが、よく考えてみれば「なんで手数料がパーセンテージなん?」と疑問に思うことがあります。
クレジットカードの手数料につきましては、実際は数字が移動するだけです。カード会社の人が店舗に現金を持ってきてくれるわけではありません。が、結果として消費者の口座から残高が減り店舗の口座に入るという仕組みがあるおかげで、「高額な取引からは高額な手数料をいただきます」という図式がまかり通っています。取引額が千円だろうと百万円だろうとカード会社の処理コストは同じはずなので「1件いくら」でいいはずだと思っています。そして、手数料はパーセンテージで発生するものだと思い込まされてる私たちがいます。
クレジットカード会社の場合は取引額に応じて責任が重くなる等の言い訳ができ、まあ、それをよしとするにしても、楽天市場等のプラットフォーム事業者が売上額の〇%を要求してくるのはおかしくないですか?別に彼らが何かしてくれるわけでもなく、300円の品が売れたら店舗が処理をして店舗が発送する、100万円の場合も同じなわけですから、パーセンテージで請求される意味がわかりません。百貨店の場合は、百貨店の社員さんたちが私たちに代わって商品を販売してくれるので高額なものを売ったらそれなりの利益が欲しいと考えて当然です。でもネット通販の場合、その根拠がありません。
しかも、楽天市場の場合、消費者から銀行振込で支払われた売上金を勝手に長期間プールしているわけで、それだと店舗が利息をもらうのが本来あるべき姿だと思うのですが、売上金が高額な場合、高額な手数料を取り、そのうえ高額な売上金を長期間自分の手元に置いてキャッシュフローとして利用しているという、意味不明さ。楽天市場については言いたいことが山のようにあるのですが、今日はやめておきます。
さて、こういったご時勢で販売価格は様々な手数料が加味され決定されています。〇〇経済圏と言われるポイントを活用していく考え方に明るい方は、全然こっちの方が得だといった判断もできると思います。ですが、もしご自身がポイントに興味がなく余計な手数料を負担させられるのは嫌だとお感じでしたら、店舗に電話して直接のやりとりの場合の価格を確認してみるのも良いと思います。商売をモールの外に持ち出す行為は禁止されているため、店舗側からの提案はできませんし、またお問い合わせフォームやメールでご連絡をいただくと証拠が残るため、店舗側からはできませんとしか言いようがありません。よって、必ず電話をご利用いただくのが良いと思います。
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