こんにちは。竹内です。
数日前の投稿でパールネックレスの変色について、変色という言い方やめませんかという提案をさせていただきました。リバース(re-birth)なんてどうでしょうかと書きました。
今回はリバースネックレス活用案を書かせていただきます。
昭和のパールネックレスで、発売当初はとても良質、平成、令和と時を経てまろやかな色てりになったものは、もともと良質だったからこそのおおらかで落ち着いた雰囲気をまとっているものが多いです。
昭和時代のミキモトさんのパールネックレスは今回のテーマの最強なアイテムかもしれません。
こういったネックレスを冠婚葬祭オールマイティに使うファーストパールとして購入するのはおすすめしておりませんが、特定の場面ではどんな高価な新品よりもきれいにまとまるので、シェアしたいと思います。
それは「古着に合わせること」です。「良いものが時を経て角が丸くなった感じ」は新品を探してもありませんし、ひとつお持ちいただくと良いのではないかなと思います。
文字だけではピンとこないですよね。サンプルの画像をご覧ください。
こちらは私の母の私物だったもので、私がフリマアプリで代理出品をした際に撮影した画像です。ミキモト製ではありません。
新品時から50年近く経過し、しっかり生まれたころの色てりに戻っています。シルバー製のクラスプは完全に変色し、銀磨き布で磨くくらいではどうにもならなくなっています。ですが、新品当時はミキモト製品にも負けない良質なものだったそうなので、トゲが感じられないといいますか、コーディネイト次第ではこの雰囲気を活かせる場面がありそうと考える人は少なくないと思います。
弊店としてはファーストパールはファーストパールとしてきちんとしたものをお選びいただきたいと思っていますが、そのうえでこういった「所有すること」よりも「使い倒すこと」に軸を置いたおしゃれアイテムとしてのパールをおもちいただくのも良いかなと思います。
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