こんにちは。竹内です。
今日からマルチカラーネックレスの連組みをはじめます。簡単に作業の工程、様子をレポートしていきます。
では、まず素材を用意します。
黒蝶真珠と白蝶真珠の白じゃないところ、乱暴な言い方をしてしまうと組み残りの寄せ集めですね。でも、だからこそマルチカラーネックレスにしようと思えるわけなので、ポジティブにお受け取りくださいね。
メモによると、これ全部で1,565個、サイズ混合となっております。
まずは、サイズごとに振り分けて、それぞれのサイズでどのくらいの個数があるのかを確認していきます。素材の80%以上を使用することを目標にやっていきますので、ざっくりした計画を立てる必要があります。設計図なくしていきなり組んでいって80%以上使用するのは私には無理なので、まずは1,565個すべての粒にあいさつしながら顔と体形を見ていくところから始めます。
サイズの振り分けは画像にある銀色の「ふるい」を使用します。底板を取り外せるようになっていて、底板には穴があけられていて、例えば10mmの穴が開いているところに真珠を落としていって、下に落ちれば10mm未満、落ちなければ10mm以上と判断できる仕組みです。底板は数十種類用意があって、それぞれ違うサイズの穴があけられています。
上の画像の様子は、黒蝶真珠をふるいにかけて右の皿が下に落ちた分、左の皿が落ちなかった分です。底板を取り換えて、すべてを振り分けていきます。
サイズが確定したら、何個あるかを確認していきます。数の数え方ですが、単純に数を数えるだけのことなら「計数機」という道具を使用するのが早いのですが、今回はどのサイズに何個、どういう色バランスで、どういう形がどのくらいあるかをザックリ知っておく必要があるので、すべての粒に目を通すためこうして数えていきます。
といっても、1個、2個…と数えていくわけではなく、ピンセットで5粒つまみ、転がしながら手前に移動させます。移動させるときに、色や形、特徴を見ていきます。人によって得意な個数がありまして、私は5個ずつつまんでいくのがやりやすいです。
全ての粒に目を通し、サイズごとに袋分けします。
個数はメモ通り1,565個でした。もしここで個数が合わない場合は、作業中にどこかに転げてしまった可能性が高いので見つかるまで探します。
今日面通しをしてわかったのは、大粒は白蝶のクリーム系がほとんどのため、センターがクリーム色のマルチカラーが多くなること、割合的には黒蝶の方が粒数が多いので、黒を基調としてグレーと白蝶を飛ばしていくイメージだということ、南洋真珠のネックレスとしては細めのネックレスが多めになるだろうということです。
マルチカラーだから何を混ぜてもいいということではなくて、形の系統を合わせる、キズレベルを合わせるといった筋を一本通すことは必須となります。
今日はここまででした。
ご興味をお持ちいただけましたら、また明日もご訪問くださいね。
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