こんにちは。竹内です。
今回は、楽天市場に出店しておられる店長さんや、運営スタッフさんに向けて、SKUの情報をシェアしたいと思います。
結論から言いますと、やったほうがいいです。
弊店では今月からSKUを始めたので、まだ完全に理解したわけではありませんが、わかったこともありますのでシェアさせていただきます。
簡単に説明しますと、あり得る組み合わせのすべてを列挙し、それぞれに価格と在庫数、納期を設定する仕組みです。
私どもの場合を例に、要点のみ説明します。こちらをご参照ください。
真珠のみでご購入いただけて、金具の取り付けもできます、金具にも種類がありますという商品ページです。
SKUのいいところ
今までだと選択肢リストを設けて、金具ごとにプラスいくらと書くものの、お客様へのご請求額を手直ししなければなりませんでした。または、追加代金分の商品ページを作って、まとめて購入を設定する必要がありました。
まとめて購入は楽天ヘビーユーザーにしか知られておらず、設定しておいても利用される確率は低かったです。そして、一般的な消費者は選択肢の「プラスいくら」を了承して注文ボタンを押しているのに、請求額が変わらず「店舗のミスか?一旦注文をやめておこう」または「さっき見たほかの店の商品を買おう」と離脱してしまっていたと思います。
SKUを利用した商品ページ(買い物かご付近)は、消費者目線では意外にわかりやすく、仕様による価格差も見やすく、選択するオプションに応じて納期情報も変わるので、手続き上の問題は起こりにくそうです。そして何より、自分が決めた仕様通りの価格がご請求額として表示され、迷うところがないので「?からの離脱」はほぼなくなると思います。
あとは、これまでだと仕様違いで商品ページを分ける必要があったものでも、1ページでまとめられる場合があるので、レビューの分散を防ぐこともできます。
SKUの残念なところ
面倒なことに尽きます。なぜプルダウンやボタンによる選択で追加料を自動足し算できないのか、意味不明です。プログラミングに明るくないので理由はわかりませんが、他モールでできていることができないのは、根本的な設計が稚拙なものなんだろうなと思います。
真珠5種類、金具5種類、オプション1種類ありなし選択という、商品ページを作りたいとき5x5x2=50、50通りの価格、在庫、納期を設定する必要があります。一度出来上がれば、同じパターンのページを新規作成する際にはコピー機能が使えます。おそらく、移行期の今が一番大変だろうと思います。
また、弊店の場合、1種類の真珠に対して金具やオプションで何通りもの設定が必要になるものの、そもそもの真珠は1点ものですから、ご注文をいただくと「それ以外の組み合わせの在庫数をすべて手動でゼロに切り替え」しなければなりません。これも手間です。
手動が多いということは、ミスも起こしやすいです。
まとめ
とても手間で面倒な仕組みですが、お客様のかご後の離脱はかなり抑えられると思うので、やるしかないと思います。
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