こんにちは。竹内です。
親が昭和のころに購入したネックレスを受け継いだ場合に、写真のような品に出会う可能性があります。明らかに茶けているのは一目瞭然ですが、古い品だから変色したと解釈できますし、しかもこれ、本物っぽい重量感が再現されていて、冬だとそれっぽいひんやり感もあり、私たち業者でも「手に持った時の肌触りの違和感」を見逃すと気づけないほど視覚的にはよくできていて、ぱっと見の印象は古ぼけた真珠ネックレスです。このような高い再現度の偽物は令和の今では入手できません。
ご参考まで、この画像のネックレスは前オーナー様から糸替えのご依頼をいただき、模造品であることをお伝えしたところ処分してほしいとのことだったので、私が参考資料として保有しております。手元で細部を確認するとそれっぽいえくぼまで再現されていて、ある意味感心させられます。
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