こんにちは。竹内です。
今日、転売屋さんから商品の問い合わせをいただきました。最初に名乗っていただけなかったので、当然、一般消費者の方だと思って、きちんと調査をして1時間以上の時間をかけて返信させていただいたところ、転売屋さんであることが判明しました。最初から転売屋さんだとわかっていれば、5分もかからずに処理できたことなので、このままでは悔しいし(笑)、ブログのネタにさせていただきます。
問い合わせ内容は、楽天市場内の某真珠店さんで販売しておられるオーロラ花珠2点セットの在庫が弊店にあるか?というものでした。
同じような品を同条件で手配できるか? というご質問だと受け取りました。返事をするためには、その某真珠店さんの商品を把握しなければなりません。
そのお店では、オーロラ花珠の2点セットを3クラスに分けて、松竹梅的な展開で販売しておられます。実物画像で選べるということですが、真偽はわかりません。実は、5-6年前でしょうか、そのお店をチラ見したことがあって、当時、梅は10万円を切る価格でしたが、今日は13万円ちょっとになっていました。それだけ販売価格が変わっているのに、同じ商品として販売を続けているのはいかがなものかと思います。最初の方のレビュー投稿者は10万円以下で購入していて、最近のレビュー投稿者は13万円オーバーで購入しているわけですから、同じ列に並べるのはダメだと思います。
さて、じっくり各商品ページを拝見させていただきましたが、松竹梅の違いはわかりませんでした。梅と竹の違いはキズとテリだと書かれていて、竹と松の違いは「まき厚0.4mmが竹、0.5mm以上が松」だと書かれていました。
ですが、私は、松も梅も同等品と見立てました。どこに65,000円の差があるのか全くわかりません。
私が常々申し上げていることですが、まき厚を利用した商品のグレーディングは詐欺に近いです。実際に注文した商品が届く以上、詐欺とは言えませんが、明らかに消費者の誤解を逆手にとった行為で、悪いことです。真珠屋であれば、誰でも、まき厚数値は価値を左右するものではないとわかっているはずなので、わかっていて消費者の誤解に乗じている、確信犯です。そのお店に問いたい、私が0.6mmの鑑定書を用意すれば実際の真珠の評価額の5割高で仕入れていただけますか?
まき厚の数値についてはこちらをご参照ください。
真珠のまき厚測定値は大きいほどキレイ?
くどいですが、消費者の皆様に向けてもう一度書かせていただきます。
鑑定書のまき厚測定値で商品のグレーディングをするお店は、絶対に信用してはいけません。こういうお店に改心していただくためには、また、この手法を撲滅するためには、消費者の皆様に「買わないお願い」をするしかありません。
いくら百貨店より安く買えるといえども、10万円オーバーの大金の話です。この記事を興味深く読んでいただけたなら、ぜひ、拡散をお願いいたします。
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